土曜日, 9月 27, 2008

ロックマン9 ★★★★☆


Wiiバーチャルコンソールで懐かしくファミコン風に作られた新作ロックマン9は結論から言うと素晴らしかった。

新作ロックマンがファミコン風グラフィックである背景には、間違いなくニコニコ動画でロックマンの歌が流行ったことが背景にあると思うんやけど、その企画を通したカプコンも、見た目のイメージだけじゃなく、中身のクオリティも傑作だったロックマン2並に仕上げたスタッフの力量と頑張りに拍手したい。

しかもこれが1000円とは!すごいことをやってくれた。

見た目レトロなこのゲーム、別にファミコンエミュレータを用いてるわけじゃなく、普通のWiiのソフトとして作っているらしい。だから、やろうと思えば、何色でも使えるし、大型の敵も何体でも出せるし、音楽も豪華に出来る。けど、あえて懐かしいな雰囲気を再現しているところに価値がある。

とにかくファミコンを再現しようという意欲はすごくて、サウンドにもそのこだわりが見られる。音色はもちろん、ゲーム中の同時発音数も4音らしく、ゲーム中でエフェクト音が鳴ると、鳴っているステージ曲の音が一部消えるところまでそのまま。大型の敵が登場するときは、かならず背景が真っ黒になる(ファミコンでは大型の敵は背景を使用して表現するため。ロックマン1,2でもそうなっている)。
これは作るの、面倒やったやろうなあ~。プログラマもグラフィックも。

そんなロックマン9は見た目こそファミコン風やけど、実際、ゲーム内容も驚くほどファミコン風。使うボタンも十時キーと1,2ボタンのみ。初代から徐々に追加されていったアクション、スライディングや溜め撃ちもなくなってすっきり。個人的にショットボタン連打が好きなので、溜め撃ちの廃止はうれしい。スライディングも便利やけど、ついつい歩く代わりにスライディングを連発して滑りながら進んでしまったりして、ビジュアル的に微妙やったのでこれもなくなってOK。

2と大きく違うのは、ネジを集めてアイテムを買えるところ。これで難易度がかなり下がるかと思ったけど、実際ネジはそんなに大量に溜まるもんでもなくて、アイテムも一回使い切りのものが多いから、そう極端に難易度が変わりはしない。といっても、E缶を買いまくればボスは簡単に撃破できるけど。

プレイした感想やけど、まず思ったのは、ロックマンの挙動がきびきびしてるってこと。1,2にあった、着地後にちょっと足が滑る慣性がなくなっている。はしごを登るスピードも速い。ジャンプ中の左右への動きも速い。全体的に、キーに対するレスポンスが良くなってる。他の部分がほぼ2を継承してただけに、ぼくは初めこれに凄く違和感を感じていた。ゲームのキャラってのは、操作しやすければいいってわけじゃなく、実はあえて操作しにくい部分を残すことで、ゲームとして成立させる必要がある。マリオなんて、急ブレーキかけてもすぐに止まれなくて穴に落ちたりってのは、その典型。
例えば以前のロックマンだと、「タイミングを間違ってジャンプするともう後ろには戻れなくて死亡確定」くらいの慣性がかかっていたけど、今回はすぐに十時キーを操作すれば元の足場に戻ってこれる。今回動きがきびきびしすぎてて、なんだかあの「懐かしい操作しにくさ」がなくなって寂しかった。。。けど、クリアする頃には慣れてた。作った人たちも、9ではもう少し操作しやすくしよう、ってことで意図的にこういう挙動にしたんやろう。ただ昔を模倣するだけじゃなく、よく考えて作ってるのがわかる。

難易度はファミコン時代そのままの高さ。左上から順番に回ったものの、なかなかクリアできるステージに巡りあえんかった(結局宝石からクリア)。この難易度の高さは、初め理不尽なほどに感じられるけど、プレイしていくと徐々に解き方がわかってきて、あれ、意外といけるやん、なんて自分の成長が感じられる、うまいバランスになっていて、次はクリアできるかも!とか思ってしまうので、何度も死んでも、ついつい再チャレンジを繰り返してしまう。反射神経じゃなく、頭を使えば簡単に進む方法がちゃんと用意されてるのは、やはりロックマンの伝統。

武器も、ほとんどの武器にどこかで使い道がある。これはボス戦だけじゃなく、道中でも。ロックマンはせっかく取得しても、使えない武器が多いのが伝統やけど、その点でもバランスがとれていて、使う武器を考えるのが楽しい。

プレイしてるとどんどん時間が経って、なんかしらんけど、こんなしょぼいグラフィックのゲームにはまってるよってなって、仕事から早く帰って続きやりて~って気持ちになって、仕事スピードが上がって早く帰宅できたりするかも、っていうくらいはまれる。なんか、グラフィックなんてどうでもいいんじゃないか、なんて思える。まあ、グラフィックってのは色数で決まるもんじゃないし、個性的な敵のデザイン、面の雰囲気とそれにあった仕掛け、そういうものが、これぞアクションゲームの見本!というレベルで完成している。

WiiWareで1000円という価格やけど、ゲーム内容に手抜きは全く感じなかった。ファミコン時代なら定価で売られていたレベル。まあ今の時代なら5000円は出せないやろうけど、1000円は安すぎる。元が取れるのかちょっと心配になるけど、他機種版での販売や、追加コンテンツで採算を取るつもりなんやろう。英語版MEGAMAN9(ロックマンの英語版)は、初日で6万ダウンロードになり、この勢いだと歴代WiiWare一位になりそうらしい。海外にもロックマン好きな人多いんやね。

今日ようやくクリアしたんやけど、かなり満足した。とにかく、企画がもう、ファミコン世代のツボついているうえに、実際のゲームの出来も完璧となると、これはう~むカプコンはやりますなあ、ありがとう!という感想しかでない、というか、ロックマン10にも期待!

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