日曜日, 7月 02, 2006

VALKYRIE PROFILE 2

先週の発売日から、ヴァルキリープロファイル2をずっとプレイしてて、ついさっき、40時間でようやくクリアした。ヴァルキリープロファイルの一作目は名作と評判が高くて、僕自身もすごく好きなゲームの一つやったので、正直、続編が出ると知ったときは飛び上がって喜んだ。そんなわけで、最近にしては珍しく、発売日を指折り数えて待っていたゲームやったわけ。

ヴァルキリープロファイルってのは、トライエースっていう、RPGばかり作ってるメーカーの作品で、テイルズオブファンタジアとか、スターオーシャンシリーズってのを作っていて、常に作品の評価も高い。でも僕は、このメーカーのゲームはあまりプレイしてない。てのは、敵とのエンカウント率が異様に高かったり、ストーリーが、あまり好みじゃなかったりするから。でも、ヴァルキリープロファイルは別。

一作目ヴァルキリープロファイルの主人公は、神の僕の戦乙女であるヴァルキリーで、天界の戦争に備え、勇敢にして死んだ人間の魂を集めて、天界に送るというのが仕事や。だから、このゲームでは、仲間は全員死人。しかも、天界に送る前には、ある程度鍛えへんと、弱った魂は戦争には使えへんってことになってて、ゲーム中でLVを上げてから天界に送ることになる。しかも、ある程度LVが上がってきて、ようやく役に立つようになってきた頃、天界に送らなあかんようになるから、パーティはいつも弱いやつが一人二人いて、新入社員を育てる上司の気分が味わえる。育ったら天界に送らないと、主神オーディンからの評価が下がってしまうから、そうなると給料も下がってそのうちにクビになる・・・かもしれへん。

で、まだ一作目の話が続くのやけど、一作目では、仲間は全部死んだ人や。そのキャラクターが死ぬまでのストーリーってのは、ゲーム中で語られる。例えば、初めて仲間になるのは、王の側近に疎まれて殺される王女と、その後を追う傭兵の話。傭兵が王をバカにしたため、娘である王女は傭兵に対して仕返しをしようと近づくのやけど、目的に反して、二人はだんだんと親しくなる。でも王女は、王の側近に邪魔に思われていて、魔物にされてしまう。その魔物を倒すのが主人公のヴァルキリーで、王女は死ぬ。しかしヴァルキリーに見定められ、天界の戦士としてヴァルキリーと共に戦うことになるわけ。一方、傭兵は敵を取るために側近を殺すのやけど、そのせいで王の騎士団に追われることになり、結局は王女の後を追って自害する。

仲間になるキャラクター全員にそんなストーリーが用意されていて、しかもその結末では、必ず死んでしまうのやとわかっていながら、結構引き込まれてしまう。しかも、各キャラクターごとに展開されるそれぞれの話が、後半になると絡み合ってきて、さらに面白さを増していく。
って感じのヴァルキリープロファイル一作目やったわけで、僕の周りでも、プレイした人はだいたい面白いって言っていた。

で、ようやくヴァルキリープロファイル2の話になるのやけど、結論から言うと、すごく面白いし、最後までハマってプレイできたのやけど、それでも名作と呼ばれる一作目と比べると、落ちると思う。やはりその原因は、一にも二にも、ストーリーにあると思う。

今回も一応ヴァルキリーは登場するのやけど、ヴァルキリーは基本的には主人公である人間の中に眠っていて、外にはたまにしか出てこないし、目的も、死者の魂集めじゃない。前作が、たくさんの小さな話を集めた構成やったのに対して、今回は、主人公を中心とした大きな話が一本あって、それを追っていく形でゲームが進むという、いわゆる、普通のゲームでよくあるパターンになってる。その話自体は、前作で残された謎をわりと解決してくれたり、微妙に(というか、結構?)話が絡んでいたりして、すごく良くできているのやけど、でもやはり、期待していたのは、前作のような大勢のキャラクターの、それぞれの人間ドラマを見たかったし、前作で一番のキモやった、”最後には死んでしまうということがわかっている状況”で話が進むという、独特の、悲しい雰囲気を味わいたかった。

という感じなのやけど、基本的にはゲームもストーリーも最後まで楽しめたし、すごく良いゲームやと思う。ただ一作目が、突き抜けすぎてただけやろう。

前作のサントラを聴きながら書いていると、一枚目が終わったので、そろそろ書き始めて一時間くらい経ちそうなのやけど、もうちょっと書きたいことがあるので、このまま続ける。

てのは、ヴァルキリープロファイルは、話だけじゃなく、ゲームシステムの全てが独特で、革新的やった。でもあまりに独特やから、他のゲームも真似をしようとしない。
例えば、一作目では、ゲームが始まると、主人公はいきなり空中を飛んでいた。ヴァルキリーは神ってことで、基本的には飛んで移動するのだってことらしい。HPも初めから多めで、FFでさえ最高9999までしか上がらへんのに、このゲームは普通に10000を超える。
敵は画面上に表示されてるから、戦いたくなければいくらでも避けられる。ダンジョンのボスを倒すと、たいていアーティファクトっていう超強力な武器とか防具とかが置いてある。これもオーディンに献上しないと評価が下がるから基本的には天界に送るのやけど、少しくらいなら自分で持ってても大丈夫や。この武器は本当に強いから、一つでもあると後がすごく楽になる。

ま、これは一作目の話で、2作目はこういうのは全部無くなって、普通のゲームになってる。そこもまた残念や。

とはいえ、戦闘システムは、相変わらずスピーディで爽快。3Dフィールドを走り回るのが面倒やけど、まあそれが戦略性をもたらしてくれて逆に楽しいこともある。街とかダンジョンは、相変わらず昔のマリオと同じ2Dスクロール。初めは違和感を感じたけどすぐに慣れたし、右か左にしか行けへんから、面倒が無くて楽でいい。

グラフィックは前作もかなり綺麗やったんやけど、今回プレステ2になってさらにパワーアップした。特に光にはこだわりがあるみたいで、窓から差し込む光、水面で反射してきらつく光の表現なんかはすごいし見とれてしまう。
このゲームに出てくるグラフィックって本当に時間をかけて、よく書き込んでると思う。僕は時々わざわざゆっくり歩いてみたりして、街の風景を楽しむのやけど、そうすると、例えば窓から差し込んだ光が天井からぶら下がってる燭台に当たって、その後ろに陰が延びてることに気づいたりする。カーテンとか風車、木々や花が風で揺らめいてたり、川面が光を反射してきらきらと光ってたり、町の人が生活してるように歩いてたり、花の売り子が気になる男の子をじっと見てると、売り子に声をかける勇気が出なくて少し離れたところで立っているのが目にとまったりする。

まあそんな感じで、良いところも残念なところもある2なのやけど、前作と比較しないっていう前提やと、かなり面白い。でもどうしても比べてしまうわけで、結構熱中してプレイしてたわりには、終わってみると、前作が懐かしいなあ、なんて結論になってしまった。

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